マンションの共用部でありながら、専有部に接して日常の暮らしに使われる「バルコニー」。
共用部として使い方や設置物に制限がある中で、
最大限に快適に活用していただくためにはどのような設備・仕様が必要か、
さらに「専有部のように」暮らしの一部として
素敵な時間を過ごしていただけるようなバルコニーとはどのようなものなのか。
今回の「マムラボ」では、名鉄都市開発が考える「理想のバルコニー」をご提案します。
マムボイスでは、
バルコニーに対するご要望、こんなバルコニーがあったらいいのに、
という声を5つのカテゴリーに分けました。
これらのご要望は、すべてを満たすことは難しくても、
いくつかポイントになる設えや工夫を加えることで、
利用シーンが大きく変わるのではないかと私たちは考えました。
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隣接住戸に配慮した排水設備とスロップシンクで、お掃除がしやすいバルコニーです。
排気口がなく空気も爽やか、透明なガラス手摺で開放感もたっぷり。
洗濯物は室内で干せば、バルコニーは広々と使えます。
床も天井も木目にすることで、安らぎと洗練さを感じる空間に仕上げました。
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DIYの工具や屋外で使用する備品を収納できるトランクルーム付きバルコニーです。
コンセントが付いているので充電や電気工具の使用も可能。
照明も付いているので手元も明るく夕方でも快適です。
お隣同士の視線も、建築的なしつらえでさりげなくブロック。
作業後の片付けや掃除がしやすいスロップシンクも付いています。
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奥行き2.5mの広いバルコニーが、全開口サッシによってリビングダイニングと一体化します。
バルコニーもリビングダイニングも、より開放的な広々空間になります。
キッチンの勝手口とバルコニーが繋がっているので、バルコニーへの動線もラクラク。
デザイン性の高いウッドデッキに加え、植木鉢などを置けるカウンターや、
お隣同士の視線を遮るパーテーションなど細部にも配慮しています。
いかがでしょうか。
バルコニーへのご要望や、理想のバルコニーシーンはご家族それぞれの生活スタイルやこだわりがあると思います。全てを満たしていなくても、これら3つのパターンの中に、「こんなバルコニーならうれしい!」というものがあるでしょうか。
バルコニーは建物外観にも影響し、また室内で過ごす時間を考えるとどうしても十分な配慮がされないケースもありますが、私たち名鉄都市開発のマンションではバルコニーも暮らしを支える大切なスペースと考え、これらの商品企画や仕様・設備を検討しています。
「メイツ船橋⾏⽥公園」では、隣接する県⽴⾏⽥公園の緑の潤いを享受できるバルコニーに、
マムボイスでお聞きした皆様のご要望、そしてマムラボでご提案した様々なアイデアを取り⼊れています。
清掃やプライバシーのストレスをできるだけ軽減し、便利な設備を備え、
景観を楽しみながら快適な時間が過ごせる空間を⽬指しました。
REALIZED
バルコニーの清掃をはじめ、お花の⽔やり、靴やアウトドアグッズなどの
汚れ物を洗うのにも便利な「ガーデニングシンク」付き。
REALIZED
コンセントがあるので、清掃や整備のために電動器具を使⽤したり、
夜間にちょっとした照明を点けて
ゆったりとした時間を過ごすこともできます。
REALIZED
パーテーション下に⽌⽔板があるので、
清掃の⽔などが隣の住⼾に流れてしまうのを気にしなくても⼤丈夫。
REALIZED
天井までのパーテーションだけでなく、
建物外観のマリオン(垂直な部材)がさらに隣住⼾からの覗き込みを防⽌。
隣の視線が気になりません。
※⼀部タイプのみ採⽤
REALIZED
天井(上裏)は⽊⽬調で温かみのある雰囲気に。
マンションの外観デザインとしても上質な印象を与えます。
※最上階のみ採⽤
REALIZED
バルコニーの床は室内のフローリングに近い⻑尺シートが施されています。
まるで家の中で過ごすのと同じような快適な時間が流れます。
透明なガラス⼿摺りで、景観を邪魔しません。
隣接する公園の緑の潤いが、室内にまで届きます。
※6階、7階のみ採⽤
いかがでしたでしょうか。
前編では考えられる限りたくさんの理想を詰め込みましたが、後編でも⽐較的多くのアイデアを実現することができました。⼀⽅で、アイデアはまだまだありますし、このバルコニーで過ごす時間がもっと増えれば、また違うご要望も出てくるのではないかと思います。ご購⼊いただいた後も、暮らしの中で⽣まれる皆様からの声に⽿を傾け、今後も改善を続けていきたいと考えています。