｢玄関｣
おうち会議で、住まいの入り口である｢玄関｣について話し合いました。
｢生活にゆとりを生む玄関｣をキーワードに、｢玄関｣についてさまざまな視点が出て来ました。
私たちは、｢暮らしやすい玄関＝すっきりして、らしさがある玄関｣と仮説を立て、
6つの玄関のパターンを参加者のみなさんに提案し、それぞれの玄関についてリアルなご意見を伺いました。
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提案01THEMEすっきりすっきり収納がある玄関 -
空間を最大限に使って収納量を確保した玄関。吊り収納を設置し、下部は空間を設けることで、ベビーカーやゴルフバックなどの大きなものをそのまま置けるのが便利です。
参加者のご意見- 吊り戸棚の下にポールがあるのがいい。子供が小さいときはレインコートなどをかけられる。
- 背が低いので、収納が高いところにあると手が届かず不便。
- 下にそのまま荷物を置けるのが便利だけど、収納が多いと甘えて荷物を増やしてしまいそう。
- 下駄箱には扉がほしい。実際の生活を考えると、毎日きれいに靴を並べるのは難しいので、隠したい。
- 扉のない部分はおしゃれでインテリアになると思うけど、目線の高さに下駄箱があると、扉を開けたときにニオイが気になりそう。
- 子供が大きくなって荷物が増えてきたら、ポールを外して収納ケースなどを入れられると便利。
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提案02THEMEすっきりすっきり通風機能がある玄関 -
ドアを閉めたまま、ドアの内側からつまみをスライドさせて通風換気ができる玄関。室内と室外をつなぐ風の通り道を確保することができ、室内のニオイや湿気などの対策に効果的です。
参加者のご意見- 風は採り入れたいけれど、玄関を開けておくと虫が入ってくる。網戸がついた通風機能があればありがたい。
- 玄関網戸の購入を検討したことがあるので、通風機能のあるドアがあったらうれしい。
- 風が通るニオイ対策にいいけれど、冬は外の風が入ってきて寒くならないかちょっと心配。
- 小さな子供がいるので、安全のために開け閉めするつまみが子供の手が届かないところにあるとうれしい。
- エアコンが好きではないのでドアを閉めたまま外の風を入れられるのがいいと思う。
- これはすごくいいなと思う。外出中にドアを閉めきると室内がむわっとしてしまうことがあるので、寒くなりすぎない程度に自然な風が入ってくるのはいいと思う。
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提案03THEMEすっきりすっきり採光用の窓がある玄関 -
ドアを閉めたままでも明るさが確保できるように、玄関ドアの周囲に採光用の窓やガラスを施した玄関。外の光を採り入れて室内が明るくなり、室内にいながら外の気配や天気などをうかがえます。
参加者のご意見- 中から人影が見えるのがちょっと怖い。採光窓をつけるなら、目線よりも上の高いところがいい。
- すりガラスなら明るいし、外からは丸見えにならないので安心できる。
- 透明なガラスだと外から見えすぎてしまうのが心配。すりガラスで上のほうに窓がついているなら安心。
- 玄関が明るくなって居心地が良さそう。うちの玄関は暗いので、採光窓があると雰囲気が変わると思う。
- すりガラスなら自然光が入るし、来客があったときに気配がわかるので良さそう。
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提案04THEMEらしさベンチがある玄関 -
玄関ドアの近くにベンチがある玄関。靴を履くときに座るほか、先に用意ができた家族が座って待つ、来客があったときにちょっと座っておしゃべりをするなどの活用方法が考えられます。
参加者のご意見- 先に準備できた家族に玄関で座って待っていてもらえるのがいい。
- 出かける準備をしているときに子供がじっとしていられないことがあるので、「この椅子に座って待ってて」と言えるのはいい。
- 祖父が家に来たときに靴を履くのが大変そうだし、自分がブーツを履くときにも便利。
- 椅子があると歳を取ったときでも安心して暮らせそう。
- 椅子があったらいいけど、マンションだと玄関が狭いので邪魔になるのでは？
- 椅子や台があると玄関で座って靴ひもを結べるので便利。でも、椅子を置く分、玄関のスペースが狭くなるので悩ましいところ。
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提案05THEMEらしさ土間がある玄関 -
DIYのスペースとして活用したり、お気に入りの絵を飾ったり、趣味のアイテムをディスプレイできます。通り道、靴の収納以外の用途を備えた広々とした土間のある玄関です。
参加者のご意見- 玄関に家族の写真や子供の工作などを飾れるスペースがあるといいかも。
- わざわざ玄関にスペースをつくって趣味の空間にはしないかも。憧れではあるけれど。
- 玄関の靴を脱がない場所に椅子があると、来客が会ったときに簡単な世間話をしやすい。
- 出かける準備をしているときに荷物を置ける椅子とテーブルがあると便利。
- 玄関に写真を飾れると、温かみがあっていい。
- 玄関はひんやりしていて気持ちがいいと思う。
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提案06THEMEらしさ前庭がある玄関 -
外に専用のポーチがあってテーブルや自転車などを置ける玄関や、ドアや表札の近くに飾り棚がある玄関、ラティスがある玄関など。荷物を置いたり、ディスプレイを楽しんだりと、ちょっとした庭のように使えます。
参加者のご意見- ラティスがあると、ベビーカーが通りにくくなりそう。
- 外に棚があって植物などを飾っても、すぐに枯れてしまいそう。掃除をするのも手間。
- 玄関ドアの近くに買い物袋をかけられるフックがあると、カギを出すときに便利。
- ご近所へのお届けモノをかけるフックがあると便利。
- 外側に飾ると目立ってしまうし、玄関外のスペースが広すぎても使い道がない。玄関よりもリビングを広くしたい。
みなさん、玄関に求めているのは、においや湿気が気にならないことなど、日々のストレスを少なく過ごせること。また、マンションの限られた玄関スペースであっても、写真を飾るなどその人、その家族らしさを出したいというニーズが高いことも明らかになりました。ただ、すっきりした玄関やしつらえることに興味はあるものの、どうしても実生活を優先した暮らしになってしまいがちだという傾向もみられました。こうしたご意見をふまえて、今後は「ストレスが少なく暮らせる玄関」「らしさが表れる玄関」をテーマに、名鉄都市開発ならではの商品開発をすすめていく予定です。
おうち会議でわかったことは、機能的で快適な「すっきり」した空間があることで暮らすご家族の「らしさ」が生まれるということ。「生活にゆとりを生む玄関とは?」のテーマを解く、「すっきり」と「らしさ」の関係が明らかになりました。
暮らしにはさまざまなスタイルがあり、暮らす人のたくさんの物語が綴られます。私たちが考える「らしさ」とは、ひとりひとり、ひとつひとつの家族それぞれの「暮らすしあわせ」が広がっていくこと。 私たち名鉄都市開発の役割は、「らしさ」を生みだす基盤である機能的で快適な「すっきり」のある住まいを創りだすことです。暮らしに寄り添い、いろいろな生活シーンをイメージしながらこれからの住まいづくりに取り組んでいきたいと思います。