MOM LABO

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「宅配ロッカー」

2022.03.31

今では生活に不可欠な存在となった「宅配ロッカー」。
日々の暮らしになくてはならない存在であるからこそ、
ただ宅配ロッカーを設置するだけではなく、暮らしの中での使われ方に着目し、
荷物の受け取りにまつわるちょっとした不便さや煩わしさを
解消することが求められている、とわたしたちは考えます。

今回の「マムラボ」では、「宅配ロッカー」をテーマに、
「もうちょっとこうであったら」をカタチにし、
快適で便利にご使用いただくための工夫やしつらえを提案します。

「宅配ロッカー」をもっと便利で快適にするためのヒントをマムボイスで見てみる

マムボイスの結果から、
荷物をスムーズに取り出し、スムーズに持ち帰るためには、
「塞がっている手」を一時的に解放できて、
「梱包材の処理」「ゴミの処理」を行いやすく、
「台車やカゴ」などで自宅に持ち帰る手段を多様化する工夫、
などが必要であることが分かりました。

そこで、わたしたち名鉄都市開発では、
「宅配ロッカー」の使い勝手の向上と、荷物を取り出し持ち帰る際の動線の改善を、
建築の視点から考え、これまでになかったプラン(設計)を考案します。

名鉄都市開発が考える「宅配ロッカー周りの新しいカタチ」
idea
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宅配ロッカーの近くにあるべきスペースとその役割
01

役割

作業をするスペース
  • 取り出した荷物を一時的に置く
  • 梱包を解いたり開封する
  • 梱包材を整理し、ゴミを分別する
  • 発送する際には配送状を書いたり包んだりする
02

役割

ゴミ捨てるスペース
  • 梱包材を自宅に持ち帰らずにその場で捨てる
  • かさばるゴミをまとめて捨てる
  • ゴミの分別を行う
03

役割

手荷物を一時的に置くスペース
  • 荷物を取り出す際に、塞がっている手を解放する
  • 複数の荷物を取り出す時に、取り出し済みの荷物を置いておく
04

役割

段ボールを集めるスペース
  • 荷物に付随していた段ボールを自宅に持ち帰ることなく処理する
  • かさばる段ボールを整理整頓する
  • 荷物を発送する時には、不要になった段ボールからリサイクルして使用する
05

役割

台車やカゴを置くスペース
  • 共同で使用する台車を決まった場所に配置する
  • 共同で使用するカゴなどを決まった場所に配置する
06

役割

その他
  • ベビーカーを使うときでも荷物が取れるよう動線付近にベビーカースペースを設ける
  • 開封や荷造りに必要な道具(ハサミ・カッ ター・ガムテープ・紐・送付状など)を備え付けておく
  • 小さな子供を座らせて待たせておく

こんなスペースがあったら、宅配ロッカーからの荷物の取り出し、梱包解き、出てくるゴミと段ボールの処理、そして自宅への持ち帰りに、とても便利ではないでしょうか。宅配ロッカーは、荷物の発送やクリーニングの依頼などにも使用しますから、こうした作業につきものの細かい備品や道具も備え付けであったら助かります。

生活の中で受け取る荷物だからこそ、普段の過ごし方に寄り添った、”ちょっとした便利”が必要なのではないかと私たちは考えました。

わたしたち名鉄都市開発が考える「宅配ロッカー周囲の設計(プラン)」は、「荷物を代わりに受け取ってもらえる」という機能を持つ「宅配ロッカー」をただ設置するだけではなく、そこで行われるであろうさまざまな動きやそこから生まれるニーズに配慮したものでありたいと考えています。

ただ受け取るだけではない。
名鉄都市開発の「宅配ロッカー周りの設計(プラン)」
わたしたちが考える
「設計(プラン)」をご提案します。

暮らしに不可欠になった「宅配ロッカー」に、使う方々の動きやそこから出るニーズに適う設計(プラン)を付け加えることで、さらに便利で快適な「荷物の受け取り」「荷物の発送」ができるのではないでしょうか。

私たちは、今回ご提案した「宅配ロッカー周りの設計(プラン)」を、具体的なカタチとして、わたしたちが開発する物件で実現します。(続く)